ゴジラ映画の中でよく耳にする曲、、。
1965年のゴジラシリーズ6作目「怪獣大戦争」で最初に使われたのが
伊福部 昭氏の通称「伊福部マーチ」。
作曲されたのが1943年と言う事で、戦時中という事もあり軍事色が
反映された楽曲と言うより、伊福部氏がイメージしたのは皇室行事の大嘗祭で
使われたという古典軍楽の「吉志舞」。
言い伝えでは神功皇后の凱旋に際して踊られた古典軍楽であったらしい。
古代とは楽器も違うし、既に失われてしまっている旋律を伊福部氏がイメージしながら
作曲したものだそうです。
曲はロンド形式でマーチ風の仕上がりだけど、和をイメージさせる旋律もあり
さりながら勇壮な部分もあって耳に残る旋律です。
7分を超える長曲ですが、徐々に盛り上がりながら後半のパイプオルガンによる勇壮な
部分も聴きどころです。
同じ東京音楽大学による演奏「ゴジラ」ファンタジーも素晴らしいので
機会があれば聴いてみて下さい。